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カラーに関しては本当に美しい仕上がりになっています。「色で遊ぶ」ことに強く惹かれている彼らのカラーリングは世界でも随一の腕だと感じます。

またレリックのクオリティも非常に高く、基本的にはラッカー塗装で行われています。弾き続ける程に演奏者の身体に馴染んでいきそうな、そんな印象を感じます。

De Gierは個体に合わせて様々なPUを搭載します。同じシリーズかつ同じ木材構成であってもPUが違うことがあります。例をあげるとLoller、 Kloppmann、 Lindy Fralinなど多岐に渡ります。始めは海外の工房にありがちな目の前にあったPUを取り付けたパターンかと思ったのですが、Sander氏の経験とこだわりによるものでした。
以前、PU指定のカスタムオーダーの依頼があったのですが「この個体は指定のPUよりこっちのPUの方が合っているから変えてもいいか。交渉してくれ。」とお願いされたこともあります。長年ベースの製作を行い、膨大な知識と経験を得たSander氏のこだわりが伝わるエピソードです。